スポーツ・身体
熟達論 人はいつまでも学び、成長できる
為末大
人が何かを身につけ、自在に扱えるようになるまでには何が起こるのか。為末大が競技経験をもとに、身体と意識の変化をたどり、熟達の過程を言葉にする。
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ハードル走でオリンピック出場するなど活躍された為末大さんの著作。
現役引退後もXでスポーツに留まらず様々な博学を投稿していてフォローしていた。
僕は20年以上空手をしていて、37歳の現在もまだまだ強くなるという感覚を持っている。
動体視力や回復力の衰えは感じつつも、身体の使い方、筋力、思考などは今の方が高いし、まだ向上している。
まさに「熟達」という言葉がしっくりくる。
スポーツや格闘技の世界では、
「言語化」されていない暗黙知のようなものが存在している。
そんな暗黙知を見事に言語化したのが為末さんだ。
この人はスポーツ選手の中で飛び抜けて言葉での表現が上手いと思う。
分かりやすく、的を得た言葉に一気に読み終えた。
基本的にはスポーツにおける熟達に関する内容になるけど、仕事や趣味の熟練においてもとてもためになる書籍だと思う。
公開目次に基づく構成の要約(章・主な小項目)
公開情報で確認できた構成を整理しています。原文の全項目を転載したものではありません。
- 前書き
- 序 熟達の意味
- 身体への指示
- 教科書外の学び
- 熟達の定義
- 五段階
- 領域の横断
- 機械との関係
- 孤独と没頭
- 喜び
- 第1段階遊び
- 遊びの出発
- 定義
- 不規則性
- 報酬の二系統
- 面白さ
- 全身の動作
- 全力と制御
- ごっこ
- 防衛
- 主体性
- 内なる子ども
- 文脈の変化
- 第2段階型
- 型の定義
- 無意識の技能
- 遊びの発展
- 忘却の難しさ
- 癖
- 柔軟さ
- 観察と再現
- 全体の模倣
- 質の判別
- 憧れ
- 個性
- 時間
- 第3段階観察
- 見ることと分けること
- 見落とし
- 技能の支え
- 構造
- 身体の観察
- 知識と経験
- 時間の使い方
- 距離
- 俯瞰
- 注意の固定
- 第三者視点
- 経験的な理解
- 実践から理解へ
- 第4段階中心
- 柔軟な中心
- 冒険
- 自然体
- 構え
- 滑らかな動作
- リズム
- 差としての個性
- 断念と個性
- 成功からの脱却
- 仮定
- 身体と言葉
- 技能と創造
- 第5段階無我
- 自己意識
- 身体への委任
- 勘
- 価値観
- 言語
- 一貫性
- 空の境地
- 主体の不在
- 余韻
- 遊びへの回帰
- 結び
出典:新潮社 ↗
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