熊本の会社から相談を受けていると、ホームページだけで新規客を集めようとしている会社と、紹介が中心でサイトをほとんど見ていない会社の両方に出会います。実際は、その間に役割があります。

紹介と検索は分かれていない

人から会社名を聞いたあと、多くの人は一度検索します。場所や実績を調べ、安心して連絡できる相手かを確かめます。熊本では紹介が強いからサイトが不要なのではなく、紹介を無駄にしないためにサイトが必要です。

派手さより、判断できる材料

代表者の考え、実際の仕事、対応範囲、働く人の顔。こうした情報が揃うと、閲覧者は自分に合う会社か判断できます。万能に見せるより、得意なこととできないことが分かる方が、相談後の食い違いも減ります。

熊本でのホームページは、大勢へ一方的に売り込む広告というより、次の会話へ進むための会社案内に近い。制作では、その距離感を大事にしています。

制作前に聞いておきたい三つのこと

お客様は会社を何で知るのか。知ったあと、何を不安に思うのか。連絡の前に誰へ相談するのか。この三つを聞くと、熊本での情報の流れが見えます。検索だけを入口にせず、紹介、看板、SNS、紙媒体とのつながりまで設計します。

アクセス数が少なくても役割はある

専門性の高いBtoB企業では、月に何万人も来る必要はありません。紹介された十人が必要な情報を読み、数人が安心して相談できれば十分な場合があります。規模に合った目標を置くことが大切です。

制作に落とし込むときの確認

地域性は、印象だけで決めると「熊本の人はこうだ」という決めつけになります。実際の制作では、既存のお客様がどこから来たか、問い合わせ前に何を見たか、営業担当が普段どう説明しているかを聞きます。紹介が多い会社でも、年代やサービスによって情報の探し方は違います。

ページを公開したあとは、検索順位だけでなく、会社名で検索した人がどのページを読んだか、実績から問い合わせへ移ったかも確認します。地域の傾向を仮説として使い、実際の反応で確かめる。その往復がないと、地域性は便利な物語で終わってしまいます。

情報を増やす前に、古さをなくす

新しい記事を毎月書いていても、会社概要や採用条件が古ければ信用を損ねます。更新の優先順位は、正確さ、判断に必要な情報、新しい入口の順で考えます。地元で長く続く会社ほど、昔から知る人の印象に頼らず、初めて知る人が現在の姿を理解できる状態をつくる必要があります。