サイトを開いた人は、最初から文章を順番に読みません。まず写真、余白、見出しから「自分に関係がありそうか」「怪しくないか」を短い時間で判断します。その後、必要な人だけが詳しい条件を読みます。

最初の判断を邪魔しない

ページの目的が分からない、ボタンが多い、動きが強すぎる。こうした状態は、内容を読む前に疲れさせます。第一印象は派手さより、迷わず意味が取れることを優先します。

考えたい人には、十分な情報を置く

料金、比較、手順、実績は省きすぎない。直感で安心したあとに、論理的に確かめられる材料が必要です。短いコピーと長い説明は対立せず、読む段階が違います。

デザインは目を引くためだけでなく、どこから考え始めればよいかを示す役割があります。

ファーストビューで伝える量

会社名、何をしているか、誰に向けたサイトか。最初の画面ですべて説明する必要はありませんが、読み進める理由は必要です。抽象的なコピーだけの場合は、補助する短い説明を添えます。

熟考を邪魔する演出

読んでいる途中で文字が動く、スクロールのたびに表示を待つ、比較表が横へ逃げる。演出が内容より前に出ると判断しづらくなります。今回ガイドとLABOからアニメーションを外したのも同じ理由です。

制作中に行う、小さな検証

導線の良し悪しは、制作者だけで見ていると気づきにくいものです。初めて見る人に「この会社は何をしていると思うか」「相談したいとき、次にどこを押すか」を尋ねます。正解を教えずに操作してもらうと、見出しやボタンの曖昧さが分かります。

スマートフォンでは片手で操作できるか、文字入力が多すぎないかも確認します。パソコンで整って見えるレイアウトが、狭い画面では選択肢を隠してしまうことがあります。利用者が迷った場所を、注意力の不足ではなく設計側の課題として扱います。

成果と誠実さを対立させない

分かりやすくすることは、売り込みを弱くすることではありません。条件を明示し、次の行動を一つに絞り、返答の流れを伝える方が、強い煽り文句より相談しやすくなります。短期のクリック数と、相談後の納得度を一緒に見ます。