小さな会社では、営業も採用も社長や少人数の社員が担当します。同じ説明を何度も繰り返し、忙しいと発信が止まる。だからこそ、基本情報をサイトに残す意味があります。

人が少ない会社の、もう一人の説明役

どんな仕事をしているか、依頼から納品までどう進むか、よくある相談は何か。これを読める状態にすると、最初の打ち合わせが早くなります。電話に出られない時間にも、会社の説明は続きます。

大きく見せなくていい

人数や設備を誇張するより、誰がどこまで担当するかを明確にした方が安心されます。小ささは、担当者との距離が近い、判断が早いといった特徴にもなります。

ページ数の多さより、今いるお客様からよく聞かれることに答えられているか。小さな会社のサイトは、そこから始めるのがよいと思います。

小さな会社のサイトに必要な最小単位

会社の概要、提供する仕事、代表的な実績、依頼の流れ、連絡方法。まずこの五つが正しくあれば、十数ページを無理につくる必要はありません。更新できる範囲から始めます。

更新担当を一人にしない

情報を持つ人と更新する人が違う場合、月に一度だけ実績を共有するなど、小さな運用ルールを決めます。管理画面の使いやすさより先に、情報が集まる仕組みが必要です。

制作に落とし込むときの確認

地域性は、印象だけで決めると「熊本の人はこうだ」という決めつけになります。実際の制作では、既存のお客様がどこから来たか、問い合わせ前に何を見たか、営業担当が普段どう説明しているかを聞きます。紹介が多い会社でも、年代やサービスによって情報の探し方は違います。

ページを公開したあとは、検索順位だけでなく、会社名で検索した人がどのページを読んだか、実績から問い合わせへ移ったかも確認します。地域の傾向を仮説として使い、実際の反応で確かめる。その往復がないと、地域性は便利な物語で終わってしまいます。

情報を増やす前に、古さをなくす

新しい記事を毎月書いていても、会社概要や採用条件が古ければ信用を損ねます。更新の優先順位は、正確さ、判断に必要な情報、新しい入口の順で考えます。地元で長く続く会社ほど、昔から知る人の印象に頼らず、初めて知る人が現在の姿を理解できる状態をつくる必要があります。